令和2年4月厚生文化常任委員会(健康福祉部及び地域創生部関係)

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会議の目的 月いち委員会「新型コロナウイルス感染症に係る対応状況」及び「群馬県綿貫観音山古墳出土品の国宝指定について」等の審査
(健康福祉部及び地域創生部関係)

◆松本基志 委員
PCR検査について伺う。
当初より検査できる検査機器が増えたり、民間機関が処理出来る件数が増えたと聞くが、実際には、1日何件検査できるのか。

◎佐藤 感染症危機管理室長
衛生環境研究所では、1台につき40件可能。2台で80件できるが、緊急を要する等の場合は複数回検査するので、それ以上の件数も処理している。

◎武藤 健康福祉部長
民間施設については、施設ごとの検査体制により、検査結果が出るまでに2日から数日を要することがあり、件数を把握しづらい。

◆松本基志 委員
なかなか検査してもらえないという話も聞く。具体的には、介護施設に勤務している男性が、発熱が続き味覚障害もあるため高崎保健所に連絡し発熱外来へ行ったが、肺炎の症状がないため帰された。仕事は休んでいるが、勤務先が介護施設のため本人も心配している。検査をして陰性だから大丈夫ということではないが、介護施設から検査をしてほしいという要望は多い。県はどのように考えているか。

◎武藤 健康福祉部長
個々の事案の詳細までは承知してないが、帰国者・接触者相談センターと帰国者・接触者外来において、検査の必要がないと判断したものと思われる。今後の流れとして、医師が必要と判断した者を検査するPCR検査センターの設置に向けて準備を進めている。

◆松本基志 委員
他県ではドライブスルー式の検査も行っている。PCR検査の拡充を進めてほしい。
次に、所管が違うかもしれないが、高崎駅における体温測定の実施方法、実施状況はどうか。

◎中島 健康福祉課長
所管は県土整備部である。高崎駅の構内2箇所でサーモグラフィーを設置するとともに、感染予防の啓発チラシを配布していると承知している。

◆松本基志 委員
記者会見や報道発表を、中核市の前橋市、高崎市と共同でやってはどうか。

◎武藤 健康福祉部長
高崎市では、記者会見というよりも報道機関に資料を提供し個別に取材に応じている。両市でも発表の仕方が違うので、共同会見は難しいと思われるが、県内の発生件数は県でまとめて公表している。今後も、県民の皆様により分かりやすくしていきたい。

◆松本基志 委員
部長の記者会見にも手話をつけて欲しい。また、外国人や障害者にも分かりやすくなるよう、工夫が必要と思うがどうか。

◎中島 健康福祉課長
確かに外国籍の方は増えている。関係課と調整し、更に工夫していきたい。

◆松本基志 委員
外出自粛規制や咳エチケットなども分かりづらい。分かるように是非お願いしたい。

◎中島 健康福祉課長
一般的な注意事項については数カ国語で対応している。個別の案件については、今後検討していきたい。

◆松本基志 委員
新型コロナウイルスの流行に合わせ、国内外で「拍手をしましょう」等、医療関係者へ感謝を示す取組が広がっている。昨日から、高崎市でも高崎観音においてブルーのライトアップを始めた。県庁舎でもブルーライトの取組を実施してはどうか。

◎武藤 健康福祉部長
大変有り難いことである。庁舎管理を担当する総務部に意見をつなぎたい。我々も医療・介護・福祉関係の皆様へ応援メッセージを考えていきたい。

◆松本基志 委員
知事も言っている。県民総意で表すのも良いと考える。大災害であるので、よく検討していただきたい。