令和2年第2回定例会総務企画常任委員会(知事戦略部関係)

令和2年6月5日
—以下引用—

◆松本基志 副委員長
本日、資料配付されたtsulunosについて伺いたい。tsulunosについては、山本知事の目玉施策の一つで、一番重要な施策かもしれないが、設置にあたっては色々と議論もあり、開設から1か月以上経過した現在の状況を、県民にしっかりと報告する必要があると思う。資料が配付されているが、概要について伺いたい。

◎藤田 メディアプロモーション課長
tsulunosに関しては、新型コロナの関係で、想定と違った船出となってしまったが、基本的には全体の稼働率は100%となっている。職員で運営するという当初のコンセプトどおり、撮影や出演、カメラを含めた編集機器などを、すべて職員自ら対応しており、当初の想定より順応が早く、非常にスムーズに動いていると考えている。機械の引き渡しが4月21日で、tsulunosオープンが24日、生放送がその日の正午ということもあり、21日に引き渡しを受けてから、操作方法などを専門の会社から当課の職員が説明を受け、24日の生放送に対応することができた。その後も、各課の職員を指導しているところである。

◆松本基志 副委員長
日にちがない中で、職員がすぐ対応できたということで、これからが本当に楽しみである。
また、大きな目標を掲げたと思うが、これについてはどうか。

◎藤田 メディアプロモーション課長
今年の目標に関しては、授業動画等の影響もあり、動画数で約半分、さらに再生回数では8割ほど、既に達成をしている状況である。授業動画を除いても、動画数、再生回数とも、目標値の2割ほどは達成しているという状況もあり、順調な滑り出しであると認識している。しかしながら、今年のKPIはあくまでも通過点であり、3年後の令和4年の目標である、年間制作750本、年間の再生回数1,500万回という大きな目標もあるので、そちらの目標に向けて、より一層励んでいきたいと考えている。

◆松本基志 副委員長
今回、コロナの関係で、オンラインサポート授業が制作動画数でも再生回数でも、大きく伸びている。これは、突然降って湧いたような数字かもしれないが、それを差し引いても2割ぐらいの数字を達成しているということで、3年後の再生回数1,500万回に向けて、順調なスタートを切れたと思う。一点確認をしたいのは、知事の5つのゼロ宣言の中に防災が入っていて、tsulunosで防災情報を県民にしっかり発信をしていくということになっている。先日の一般質問の中で少し言及したが、台風第19号の時に、ホームページがなかなか繋がらなくなり、雨量や水位の情報収集ができなくなったという状況があった。これをtsulunosを活用して情報発信していくということは非常に大事なことだと思う。所管課との連携という話になると思うが、ぜひ活用してもらいたい。これから出水期であるが、例えば、台風が来ることが分かっていたら、朝から晩まで水位情報等をスタジオから放送して、また、本当に危なくなったら知事が直接出演して、直接スタジオから県民に避難を呼びかけるという使い方も必要であると思うがどうか。

◎藤田 メディアプロモーション課長
tsulunosを災害に対する啓発や事前の準備等の告知という形態で活用するということは、当初から想定しているところであるが、リアルタイムでの災害情報の発信については、ツイッター等の方が早く対応できるというところはある。ただ、tsulunosを使って、どういうことができるかということは、危機管理課とも連携しているところである。ちなみに、指摘のあった、昨年の台風第19号の時に閲覧できなくなったという水位情報のホームページだが、河川課の管理にはなるが、現在、改修作業を進めていて、9月頃に完了するという話を聞いている。

◆松本基志 副委員長
水位情報のホームページを改修しているという話は、先日の一般質問でも答弁があったところである。実際、どのぐらいの方がアクセスするか分からず、YouTubeであればパンクしないので、できれば、終日流しておくかたちが良いのではないかと思う。また、河川監視カメラも、去年の台風上陸の際に閲覧できなくなったので、これも常時流しておくことが必要だと思う。今定例会で、復旧工事の補正予算が提出されているが、工事が全て完成しない中で、出水期を迎えるため、情報の発信方法を所管課と連携して対応してほしい。