令和2年第3回定例会総務企画常任委員会(知事戦略部関係)

——以下引用——

○松本基志 副委員長
群馬県庁舎32階官民共創スペースの設置及び管理に関する条例について、第11条に使用料の減免規定があるが、減免の対象はどのような者を想定しているか。

◎砂盃 デジタルトランスフォーメーション課長
具体的な減免の対象者は、条例施行規則で定めることになる。現在、減免の内容や規模については検討中であるが、例えば、学生については減免幅を設けることを検討している。ただ、減免を受けた利用者が多すぎて、有料利用者が使えなくなるといったことのないように、利用者の均衡に配慮しながら検討を進めたい。

○松本基志 副委員長
学生時代に起業して、大きくなった企業もあるので、学生には減免する方向で進めてほしい。
インターネット上の誹謗中傷等の被害者支援等に関する条例について、学生以外の、保護者や高齢者等のインターネットリテラシー向上策は、どのようなことを考えているか。

◎新井 戦略企画課長
今年度については、ぐんま広報やtsulunosを使った動画等での情報発信を考えている。適切な啓発事業については今後とも検討していきたい。

○松本基志 副委員長
次期行財政改革大綱について、KPIはいつ頃にまとめられるか。

◎高橋 業務プロセス改革課長
12月中にはまとめたいと考えている。

○松本基志 副委員長
新・総合計画の中で財政的な目標を設定するよう提案をしたところ、行財政改革大綱で対応したいという話だったが、推進期間における財政的な数値目標を設定したらよいと考えるがどうか。

◎高橋 業務プロセス改革課長
財政面に関しては、大綱の目標の一つに「災害などにも対応できる持続可能な財政基盤の構築」を掲げている。先ほど、1つの目標ごとに5つの改革項目を設けるという話をしたが、5つの項目の中に、さらに細かい具体的な項目を設ける予定となっている。財政関係については、別途、中期財政見通しの作成・公表を行っているので、それが挙がってくると思われる。また、数値ということではないが、今後考えている具体的な取組としては、県税収入の確保や税外債権の適正管理、自主財源の確保、民間資金の活用推進といったものが、KPIを設定する具体的な取組になるかと思う。

○松本基志 副委員長
財政の透明性の向上というのは、中期財政見通しで出しているので、評価したいと思う。財政規律の強化でプライマリーバランスの黒字化と財政調整基金をしっかり積み立てるということだが、コロナの関係で経済的に厳しい中で、実際に実現するのは非常に難しいと思う。シミュレーションをどこかで出すべきだと思うがどうか。

◎高橋 業務プロセス改革課長
KPIの設定については、実際に担当する所属で、どの程度の目標にするのか、どういった取組をするのかということを検討しているので、総務部で検討していくものと思う。

○松本基志 副委員長
健全財政は一番大事だと思うのでお願いしたい。