令和2年第3回定例会総務企画常任委員会(総務部関係)

——以下引用——

○松本基志 副委員長
本県の障害者雇用率について伺いたい。平成30年度に障害者雇用率が不適切に算定されていたという問題があり、群馬県だけではなく国や各自治体でも問題になった。平成30年6月1日現在で、知事部局では1.85%であった。その後、令和元年6月1日現在で1.99%になっているが、令和3年3月に法定雇用率が2.6%に引き上げられると聞いている。障害者雇用率の現状はどうか。

◎堀越 人事課長
知事部局における障害者雇用率であるが、平成30年度は1.85%、令和元年度は1.99%、令和2年度は、確定数値ではないが、2.18%前後となる見込みである。現行の法定雇用率は2.5%であるため、まだ、達成ができていないという状況である。

○松本基志 副委員長
現在は2.18%前後ということで、確定数値ではないということだが、法定雇用率2.5%を大幅に下回っている状況である。別枠採用で、身体障害者に加えて、知的障害者や精神障害者を採用してもらったり、チャレンジウィズぐんまの条件を緩和して、雇用率の増加に努めていると思うが、民間だとペナルティもあるので、その手本となるべき県の今後の達成見込みはどうか。

◎堀越 人事課長
罰則はないが、県としては早期に達成するように努めている。これまで障害者の別枠採用やチャレンジウィズぐんまによる採用を実施してきたが、今年度から、会計年度任用職員に障害者枠を設けて、現在7名を採用しており、今年度中に更に雇用していきたい。このほか、障害のある職員が能力を発揮し、職場に定着することが大事なので、総務事務管理課に2名の障害者職業生活相談員を配置し、障害者の相談や所属の受け入れ方の相談に対応している。こうした取組みにより、早期に法定雇用率を達成したい。

○松本基志 副委員長
法律や条例も制定されたので、合理的配慮をしていただき、1日も早い法定雇用率を達成をお願いしたい。