令和2年第3回定例会総合計画に関する特別委員会

——以下引用——

◆松本基志 委員
基本計画の中で財政について触れているのは、第4章39ページの「災害などにも対応できる持続可能な財政基盤の構築」だけだが、他に触れている箇所はあるか。

◎田中 財政課長
基本計画の中ではここだけである。

◆松本基志 委員
総合計画の推進には、財政的な裏付けが必要である。これだけの計画を作るが、こういう財政的な裏付けがあるということで、財政計画について項目立てした方がよいと思うが、どうか。

◎田中 財政課長
総合計画に財政計画を項目立てできれば理想的である。しかし、各年度の予算編成は、その時点の財政状況を踏まえて検討を行い、また、県議会の議決も必要であることから、先々に至るまで計画に記載することは難しい面もある。総合計画で目指す姿を示した上で、各年度の予算に落とし込んでいくことが重要である。

◆松本基志 委員
基本計画のKPIは5年で見直しをするということだった。5年間の中期財政見通しが作成できるのだから、その5年間だけでも項目立てができないか。

◎古仙 未来創生室長
第3章のロードマップでは、代表的なKPIを示す予定であるが、第4章では数値は示さず、詳細は各部局の最上位計画を見てもらいたいと考えている。できるだけ各部局の最上位計画との重複は避けたいと考えている。

◆松本基志 委員
第4章では数値は示さないとのことだが、第3章で財政的なことを項目立てしてもよいと思っているのでお願いしたい。総合計画に経常収支比率、基金残高や県債残高などの数値目標を記載した方がよい。財政計画を作って検証することが重要だと思うが、どうか。

◎田中 財政課長
基金残高の減少や県債残高の増加している状況で、事業見直しがどこまでできるかに関係してくる。県民の意見を聞きながら丁寧に進める必要があるので、具体的な目標値を示すことは難しい。分野別計画である行財政改革大綱においては、もう少し具体的に記述する予定である。

◆松本基志 委員
群馬県として色々なことに取り組んでいくために、財政的な裏付けが必要だと思う。書き込めることがあれば、書き込んでもらいたい。

◆松本基志 委員
「3章 ロードマップ」と「4章 分野別・SDGsゴール別重点施策」の関係はどのようになっているのか。

◎古仙 未来創世室長
3章は、ビジョンで示したロードマップを詳細にしたものである。KPIについてもこれから掲載する。4章は、誰一人取り残さないというビジョンの理念で、SDGsの観点から各分野の重点施策を掲載したものである。KPIや具体的施策は各分野の最上位計画で見ていくことになる。

◆松本基志 委員
県民の皆さんが第3章と第4章を見ても、よく分からないのではないか。

◎古仙 未来創世室長
3章と4章の関係が県民にわかりやすくなるように、また同様に各部の最上位計画との関係の示し方も工夫していきたい。

◎田子 知事戦略部長
3章、4章の位置づけがわかるような説明を各章の冒頭に入れて、県民にわかりやすくなるような工夫をしていきたい。