目指すは米シリコンバレー
◇93ヘクタールの未来が始動
「堤ケ岡飛行場」跡地は西毛広域幹線道路と県道高崎渋川線バイパスの交差点周辺に広がる93ヘクタール。旧陸軍が太平洋戦争末期に建設しました。交差点の西北角地はイオンモール高崎(高崎市棟高町)など商業施設が集積しています。
県と市は人口知能(AI)や情報通信技術(ⅠCT)の関連企業、大学、研究機関などの誘致を進め、先端産業の集積地を作る構想です。今後は、共同で基本計画を策定し、都市計画決定、環境影響評価を令和9年までに進め、令和10年には造成を始める計画です。
県庁で共同記者会見に臨んだ山本一太知事は「シリコンバレーを超えるようなまちにしていきたい」と展望し、富岡賢治市長は「高崎と群馬経済の飛躍的発展につなげたい」と強調しました。
ふるさとの発展を願う松本基志県議は「高崎のあらたな可能性を大きく切り開くプロジェクト。基本構想の策定に向け、県には知事戦略部を中心に全庁的な取り組みをお願いしたい」と、総務企画常任委員会で要望し全力で支援する姿勢を示しています。