県民の命と健康、そして暮らしを守るために

5月28日県議会の一般質問に登壇し、新型コロナ対策や地元問題などを県に対し質しました。今回はその詳細をご報告いたします。

◇Gメッセ群馬を県央ワクチン接種センターに

松本 東毛ワクチンセンターが5月24日に運用を開始しましたが、課題と対応について伺いたい。
ワクチン接種推進局長 ワクチン接種の安全で効率的な実施のため、待機スペース拡充、会場への案内板の増設を行なった。また、県立病院の協力のほか、医療関係団体から積極的なご支援をいただいている。県央地域のセンター設置についても、より効率的な接種を目標としています。
松本 県央に設置する予定のワクチンセンターについてですが、高崎にはGメッセ群馬があります。高崎駅に近く、交通の便の大変いいところです。防災拠点という位置づけもなされており、新たなセンターとして適切な施設だと考えております。早期の設置をお願いいたします。

◇学校における感染状況と対策

松本 学校における感染状況と感染防止策について伺いたい。
教育長 令和3年度に入って増加しており4月1日から5月25日迄の感染者は196名。国や県が策定したマニュアルやガイドラインを踏まえ、さらに感染症対策を徹底してまいります。
松本 令和2年度1年間で、361名でしたが、今年度は2カ月で196名と大幅に増加している。児童生徒の学びの機会を保障する事も大事だが、児童生徒の命と健康を守る事は、更に重要だと考えます。1人1台パソコンの配備も完了しているので、希望する児童・生徒、保護者に対して柔軟な対応と、より徹底した感染症対策をお願いしたい。

◇事業者支援の取組と今後の対応について

松本 新型コロナウイルス感染症の影響を受けている事業者に対する支援の取組実績と今後の対応について伺いたい。
産業経済部長 資金繰り支援として、実質無利子・無担保の制度融資を創設し、これまでに約2万8千件、4,066億円の資金需要に対応。事業継続支援金、飲食店への時短要請協力金など、約3万件、141億円を支援してきた。今後、国の月次支援金や、制度融資による資金繰り支援を行うと共に、事業者、業界団体からの要望、財源などを踏まえ、対応してまいりたい。
松本 協力金などの迅速な支給や、幅広い業種、事業者に対して、さらなる支援をお願いしたい。

◇災害避難は迅速に!

松本 災害対策基本法が5月に改正され、避難勧告と避難指示が一本化されました。危機管理監には、市町村と連携し、県民に周知するよう要望いたします。


◇西毛広幹道の進捗状況は

松本 西毛広幹道の高崎西工区の現状と進捗状況について伺いたい。
県土整備部長 高崎西工区は、高崎市箕郷町下芝から下里見町に至る4.7kmの区間であり、現在700mが暫定的に開通しています。現在9割を超える用地を取得しており、令和5年度の開通を目指して事業を進めています。

◇早期の渋滞解消を

松本 高崎神流秩父線矢田工区について、以前から渋滞が発生する場所として、一日も早い整備が待たれています。進捗状況と完成年度を伺いたい。
県土整備部長 3つの区間に分けて進めており、多胡橋の4車線化工事を最優先の着工区間として、用地取得にむけた交渉を行っています。残る区間については、令和11年度の開通を目指しております。

◇水害防止対策にも全力

松本 令和元年台風19号の被害を受けて、県が進める「3カ年緊急レジリエンス戦略」で主要事業と位置づけられた、鏑川、吉井町中島地区の堤防かさ上げ整備について、進捗状況と完成時期を伺いたい。
県土整備部長 鏑川の吉井町中島工区は、現在、200mの堤防を整備すべく設計を進めております。今年度中に工事に着手し、令和4年度の完成を目指しています。

吉井町中島工区

◇クビアカツヤカミキリ対策

松本 高崎市では令和2年度、はじめてクビアカツヤカミキリによる果樹への被害が確認されました。被害の現状と拡大防止策について伺いたい。
農政部長 果樹への被害は、高崎市を含む7市町の果樹園において、被害が認められています。防除対策については、薬剤の散布、幹へのネットの巻きつけ、被害木の伐採など重点的に実施しております。