令和4年第2回定例会健康福祉常任委員会(健康福祉部・病院局関係)

——以下引用——

◆松本基志 委員
感染者の中で、クラスターが発生している施設の状況について確認したい。

◎原 感染症危機管理室長
今年1月以降のクラスターの発生状況について、5月30日現在で高齢者関係の施設は91件、保育関係の施設は47件、学校等が47件、病院が32件、その他が31件となっている。

◆松本基志 委員
飲食店や宿泊施設の発生件数はどうか。

◎原 感染症危機管理室長
これまでに飲食店が18件、宿泊施設は2件となっている。

◆松本基志 委員
緊急事態宣言やまん延防止措置などで時短要請を出したが、実際にクラスターが発生しているのは、福祉施設や病院、学校が多いと思う。2年数か月たった中でコロナ対策を実際にどのようにやっていくのかということを、考える時期にも来ていると思うがどうか。

◎原 感染症危機管理室長
現在、このクラスターの関係は高齢者施設等をはじめとする、福祉関係の施設あるいは病院等で起きている状況にある。高齢者施設については、これまでも、例えばC MAT、クラスター対策チームの派遣で感染者を分けることや、初期の段階で押さえるという取組も進めている。また、高齢者施設については、オミクロン株の特性というのもあり、施設の中で療養することも多くなっている。その施設の中で療養する方が適切な医療を受けられるように、医師会等とも連携し、早期に治療に入れるような仕組みを構築しているところである。

◆松本基志 委員
高齢者施設の感染対策クラスター対応等ということで報告を頂き、C MATなどがあるが、これは実際に陽性者が出た場合に、なるべく広がらないようにする対応である。実際の陽性者が出る前にこういう施設において、もっと対策をとった方がいいのではないかと思うがどうか。

◎原 感染症危機管理室長
陽性者が出る前の対策としては、職員の意識を高めるための取組ということで過去にも動画の配信等により施設職員の研修等に努めている。高齢者施設、特に入所系の施設については、職員なり外部の出入りの方が持ち込むという機会が多いため、手の挙がった施設の職員に対するスクリーニング検査の取組については、引き続き実施している。

◆松本基志 委員
全体的に減ってきている中で、そういう施設から陽性者が出ていることに対して、今後とも、ぜひ対策を強化していただきたい。