「市民、県民の暮らし守る」

 県議会議員選挙後、初登庁した5月10日。

県議会議員選挙後、初登庁した5月10日。県議会の職員から「議員バッジ」を。会場には明るい雰囲気が漂うも、2期目への重責をひしひしと受ける松本県議

2期目の誓い新た デジタル都市高崎も視野に

4年に1度の群馬県議会議員選挙は4月9日、統一地方選挙の前半戦として行われ、松本基志県議は高崎市選挙区で再選を果たしました。2期目のスタートに「市民、県民の命と健康、そして暮らしを守る」原点をかみしめています。高崎のGメッセ群馬では4月29、30の両日、先進7カ国(G7)デジタル・技術相会合が開かれ、対話型人工知能(AI)の適切な利用などが話し合われました。高崎の新たな都市像に「デジタル」が加わる契機ととらえ、時代の最先端を走るまちづくりを見つめています。

2期目の県議会で、総務企画常任委員会、危機管理・エネルギーに関する特別委員会、議会基本条例推進委員会の委員となり、議会の議事進行に関わる議会運営委員会の副委員長、代表者会議のメンバーにも就きました。
1期目4年間の県議会活動は、災害対策の強化、災害時に市民、県民を守る態勢づくり、首都機能のバックアップ対策などの危機管理に熱意を示しました。地域防災アドバイザー制度の改良やアドバイザーのレベルアップにも、防災士として自らの経験を生かし、提言を行ってきました。
2期目のスタートで危機管理を担当する特別委員会を選択したのは、これまでの活動の〝延長線〟です。県民の命に関わる安全確保の態勢を整え、群馬県の優位性を生かした首都圏を支える取り組み、災害レジリエンス・ナンバー1の実現などを、議会人のライフワークとして進めます。

◇大切なのは〝弱者〟目線!

安全、安心の確保は災害対策だけではありません。医療や介護、福祉の充実、子育てや高齢者、障害者に優しいまちづくりも心がけます。
県が取り組みを始めた渋川市の小児医療センター再整備は、県議会一般質問で取り上げています。同センターは老朽化、狭隘化などが課題として指摘されており、県も建替再整備を目指していました。本年度は再整備の詳細を具体化するマスタープラン策定の予算一千万円を付けました。
加えて、コロナ禍で疲弊した事業者の支援や景気対策。ロシアのウクライナ侵攻から目立ってきた物価高騰への対応にも努めます。

◇健全財政強く求める

県議会議員選挙後の5月の県議会第2回定例会・総務企画常任委員会で、県財政について議論しました。 以前から一般質問で財政調整基金の積み立てなどを求めてきており、県からはこの四年間で、基金残高は「最低レベル」から「全国中位」に改善したとの説明を受けました。
行政の健全な財政運営を求める姿勢は高崎市議時代から一貫しており、首長と議会の「二元代表制」の最大のメリットでもある議会のチェック機能を常に意識して活動しています。

◇県政に「県民の声」を!

県議会の定数は「50」ですが、今年4月の県議会議員選挙を終え、自民党会派の所属議員は33議席を占めました。初登庁の5月10日には、県議会の職員から「議員バッジ」を着装され、新県議からは笑顔が弾ける一幕もありました。
松本県議は「多くの皆さまのご支援をいただきました。心より感謝申し上げます」とコメントし、身近な県議として市民、県民の声を「しっかりと県政にお届けしたい」と2期目の活動に向けて決意を新たにしていました。

自民党会派に所属する2期目の県議は13人。定数50の4分の1を超え、初登庁の日に県議会庁舎のエントランスで行った記念撮影も壮観でした。

自民党会派に所属する2期目の県議は13人。定数50の4分の1を超え、初登庁の日に県議会庁舎のエントランスで行った記念撮影も壮観でした。

県政報告 令和5年 夏号