旧堤ケ岡飛行場にⅠT産業集積 高崎にG7デジタル・技術相集う

 

デジタル・技術相会合に合わせた防災危機管理の展示

デジタル・技術相会合に合わせた防災危機管理の展示

空飛ぶ車を見学

空飛ぶ車を見学

「責任あるAI」推進 広島サミットでも検討

群馬県と高崎市は、旧陸軍「堤ケ岡飛行場」跡地でデジタルを活用したまちづくりを進めることになりました。高崎市は「パスタのまち」「ソフトボールのまち」など食やスポーツで都市イメージを打ち出していますが、「先端産業の集積地」が新たなシンボルに加わります。4月末には、先進7カ国(G7)デジタル・技術相会合が開かれ、高崎発の「責任あるAI(人工知能)」推進を世界に向け発信。デジタル都市への〝はずみ〟を印象付けました。
デジタル・技術相会合は、急速に進化するAIが社会への影響力を増す中、国際的な技術基準の策定を目指す共同声明を採択しました。これを受けて、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)は5月21日、人間のように自然な文章や画像をつくりだす生成AIに関するG7の見解を年内に集約する方針を首脳声明に盛り込みました。
対話型人工知能「チャットGPT」に代表される生成AIは、インターネット上の膨大な文章や画像などのデータを学習し、人間が作ったものと見分けがつかない文章や画像を作ります。半面、個人情報の流出や偽情報拡散、著作権保護の在り方などが喫緊の課題として認識されていました。

最先端技術を見聞。「正しく使う」を再認識

松本県議は「生成AIのリスクを心配する方も大勢いらっしゃいますが、新しい優れた技術は活用せざるをえません。しっかり理解して、うまく使うのが正しい道でしょう」と話し、デジタル・技術相会合の前日に伊香保で開かれた歓迎レセプションに意欲的に参加しました。
また、Gメッセ群馬でデジタル・技術相会合と同時開催のデジタル技術展を見学。ドローンの撮影した高崎空中散歩のほか、AIを活用した防災危機管理、空飛ぶ車、土木現場のデジタル化など最先端の技術に触れてきました。

◇医療的ケア児や家族支援 県内3カ所にセンター開設

県は6月30日、渋川市の小児医療センターに医療的ケア児等支援センター「やっほ」の基幹センターを設け、高崎市とみどり市の2カ所に地域センターを開設しました。
松本県議は昨年11月の一般質問で同センターの設置を提案しています。山本一太知事は「ケア児と家族が安心して暮らしていくため、ぜひ設置したい」と前向きな姿勢を示していました。

◇県政に「県民の声」を!

県議会の定数は「50」ですが、今年4月の県議会議員選挙を終え、自民党会派の所属議員は33議席を占めました。初登庁の5月10日には、県議会の職員から「議員バッジ」を着装され、新県議からは笑顔が弾ける一幕もありました。
松本県議は「多くの皆さまのご支援をいただきました。心より感謝申し上げます」とコメントし、身近な県議として市民、県民の声を「しっかりと県政にお届けしたい」と2期目の活動に向けて決意を新たにしていました。

県政報告 令和5年 夏号