令和元年第3回定例会厚生文化常任委員会(生活文化スポーツ部関係)

——以下引用——

◆松本基志 委員
指定管理者選定基準の審査項目「障害者雇用率加算」があるが、群馬県総合スポーツセンターでは3点が加点されており、同センター伊香保リンクでは各々3点、5点が加点されている。群馬県ライフル射撃場では加点がないが、この項目の考え方について確認したい。

◎高原 スポーツ振興課長
法定の障害者雇用率は2.2%であり、各団体は雇用状況を国に報告する義務があるが、従業員数の少ない団体にはその義務がない。障害者雇用率加算では、障害者雇用率の数値と障害者雇用状況を国に報告する義務の有無により「指定管理者の指定手続等に関するガイドライン」に基づき配点している。
グリーンクラフトマン(株)は職員数が少なく報告義務がない団体であるが、障害者雇用率が2.5%以上であったため5点加算となっており、県スポーツ協会は報告義務のある団体で障害者雇用率が2.2%以上2.5%未満であったため3点加算となっている。

◆松本基志 委員
了解した。

◆松本基志 委員
県スポーツ協会の関係者に話を聞いたところ、指導者の育成に危機感を抱いていた。競技力向上のためにも喫緊の課題だという問題意識を持っているが、どのように考えているか。

◎高原 スポーツ振興課長
指導者育成は人材育成であるので、機械的な方法で統一的に行うことは難しい。現在、各競技団体へ中心的人物となるマネジメントコーチを置いている他、優秀な指導者の所に出向いて指導の現場で学ぶ機会を設けたり、県内に来てもらって実技を教えてもらう講習会などを開催している。こうした取組を継続していきたい。

◆松本基志 委員
一朝一夕には進まないと思うが、先日の国体では38位ということで、関東ブロックを突破していない競技が多くあると聞いている。9年後の国体に向けて、良い方向に繋げてほしい。