令和5年1月健康福祉常任委員会(生活こども部・健康福祉部関係)

——以下引用——
◆松本基志 委員
新型コロナウイルス感染症の後遺症の関係で伺いたい。後遺症と思われる症状があった方のうち、受診した人は35%で、受診していない人が65%であったが、長期にわたって休んだ方もいる中で、受診しなかった理由で、「受診する必要性を感じなかった」が1番であり、これは軽症であったからであると思うが、2番目は「受診する先がわからなかった」という方が26%いた。もう少し広報が必要ではないかと思うがどうか。

◎中村 感染症・がん疾病対策課長
「受診する先がわからない」ということは、適切な医療につながらないということであるので、問題と受けとめている。現在もかかりつけ医又は症状に対応する医療機関を受診してほしいとホームページ等に掲載しているが、まだ周知が足りないと考えているので、さらに周知に力を入れ、電話相談窓口の周知もあわせて進めていきたいと考えている。

◆松本基志 委員
ぜひ周知してほしいと思うし、どこかの時点で、後遺症のような症状があったら、かかりつけ医にかかってほしいということを、例えば、最初に診断を受けた時点で医師に話をしてもらうことも必要ではないかと思うがどうか。

◎中村 感染症・がん疾病対策課長
診断時の説明は、軽症の方に健康フォローアップセンターへ登録をしてもらう説明はしているが、治った後に、症状が長引いたときの説明まではお願いをしていないので、検討していきたいと思う。

◆松本基志 委員
ぜひお願いしたい。後遺症の関係で見ると、ワクチン接種の回数が多い方が軽症で済んでいるという数字も出ているが、ワクチン接種の数字を見ると、3回目以降はかなり低くなっているが、このことについてはどう考えているのか。

◎中村 感染症・がん疾病対策課長
これは1月からの患者にアンケートを取ったものなので、まだ3回接種していない方が多かったという偏りがあると思う。このワクチンの回数が多いほど後遺症が軽症であったという研究は厚生労働省のホームページで掲載している。時期的な問題があり、このような数値になっていると解釈している。

◆松本基志 委員
ワクチン接種については、4回目、5回目の伸び率が小さくなっていると感じるが、どうか。

◎安達 ワクチン接種推進課長
かなり伸びが緩やかになってきている状況であるので、今後も引き続きワクチン接種の効果等を丁寧に周知するなどして、接種を推進してまいりたい。

◆松本基志 委員
重症化予防といった効果もあるということを、県のホームページなどでも紹介しているので、ぜひ周知を徹底してほしい。